上映会&トークイベントの御案内です。
1月12日(日)午後、武蔵大学4年生の高橋博行さんが、卒業制作で制作した信濃むつみ高校(3.11の後、高校生が福島でワークショップを行なった、極めてユニークな教育実践を行なっている通信制高校)のドキュメンタリーの上映会とトークイベントがあります。
当日は高橋博行さん、信濃むつみ高校教頭の竹内忍教諭、および
松本恭幸氏(武蔵大)と坂本旬氏(法政大)が出演するトークイベントと合わせて、元ロフトプラスワンの奥野徹男さんが立ち上げたトークライブハウスの高円寺パンディット(http://pundit.jp/)で、下記の通り開催します。
当日、誰でも自由に飛び入り参加出来ますので、多くの方の参加をお待ちしています。
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「明日を創るー信濃むつみ高校の軌跡ー」上映会と通信制高校による教育の可能性について考えるトークイベント
長野県松本市にある信濃むつみ高校(
http://www.terra.ed.jp/)は、2003年に開校した通信制の高校で、学校の枠を超えて地球(テラ)を教室(スコラ)にする、「テラ・スコラ」を教育の理念に掲げています。ネットによる通信教育が中心なので、ネットにアクセスすることが出来れば、世界中のどこからでも24時間、自分のペースで学ぶことが出来、実際に中国を旅しながら現地でレポートを書いて送っている生徒もいます。
こうしたネットでの通信教育と合わせて、松本キャンパスではスクーリングが行われていますが、こちらは一般の各教科の科目とは別に高校で独自に設定している「世界とわたしのベーシック」というオリジナル教科の科目(「人類」、「アジア」、「いのち」、「環境」、「法律」、「モノづくり」等)を中心に、多くの地域で様々な活動をしている人をゲスト講師に招いて対話する学びの場が育まれています。
そして卒業する生徒の多くは「学び」への高いモチベーションを持ち、「テラ・スコラ」の特色ある教育を通して身に付けた「生きる力」をもとに、大学に進学したり社会に出て働いたりしています。
この信濃むつみ高校では、福島原発事故後の2011年6月に、福島県南相馬市でスクーリングを行ないました。生徒に放射能汚染にさらされた福島の現場を見せて、今後、何十年も放射能問題と共存していくしかない日本の社会とどのように向き合うのか、個々人に考える場を提供する信濃むつみ高校の取り組みは、学びの実践として大きな意味を持つものです。
今回、その上映会と制作者の高橋博行、そして信濃むつみ高校から竹内忍教頭をゲストにお招きして、信濃むつみ高校が目指す「テラ・スコラ」の教育についてのトークを第一部に行ないます。そして第二部では、福島での学生による市民メディア活動に取り組んでいる武蔵大学社会学部教授の松本恭幸(市民メディア研究)、法政大学キャリアデザイン学部教授の坂本旬(メディアリテラシー研究)の両名を加えて、「テラ・スコラ」の教育に新たに市民メディア活動を加えることの提案等を行ない、また会場の参加者全員で質疑応答やディスカッションを行ないたいと思います。
ぜひこれからの「教育」に関心のある多くの方の参加をお待ちしています。
【出演】
竹内忍(信濃むつみ高校教頭)
高橋博行(武蔵大学社会学部メディア社会学科4年)
松本恭幸(武蔵大学社会学部教授)
坂本旬(法政大学キャリアデザイン学部教授)
OPEN12:30/START13:30
終了16:30
前売り¥1500 / 当日¥1800 (ともに飲食代別)
信濃むつみ高校の高校生の前売り/当日とも¥1000(飲食代別)
予約・お問合せは高円寺Pundit'(担当:奥野)
tetsuo@pundit.jpまでお願いします。
tel. 090-2588-9905まで
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