第5回世界報道の自由デー・フォーラム
アジアの報道の自由とジャーナリズム
ジャーナリスト、市民、学生の対話
主催 法政大学図書館司書課程
共催 JCJ(日本ジャーナリスト会議)
AMILEC(アジア太平洋メディア情報リテラシー教育センター)
日程:2021年6月27日(日) 14:00-16:40
第1部 講演「アジアの報道の自由とジャーナリズム」
総合司会挨拶 村上郷子(AMILEC)
14:00-14:05 開会挨拶 須貝道雄(日本ジャーナリスト会議)
14:05-14:20 今年の世界報道の自由デーテーマ紹介 坂本旬(法政大学)
14:20-15:00 セドリック・アルビアーニ(国境なき記者団)
通訳:瀬川牧子(国境なき記者団日本特派員)
15:00-15:05 休憩
15:05-15:15 質疑応答
第2部 学生企画 「報道の自由をめぐるジャーナリスト、市民、学生の対話」
15:15-15:30 ジャーナリスト(15min) 専修大学教授 澤康臣
(パナマ文書、報道実務家フォーラム、取材における市民の協力に関心)
(1)報道の自由のためにジャーナリストは何をしているのか
(2)市民や学生に何を期待するのか
15:30-15:40 市民団体 NHKとメディアの今を考える会
15:40-16:10 大学生(法政大学坂本ゼミ、同志社大学小黒ゼミ、武蔵大学松本ゼミ)
16:10-16:35 ディスカッション
16:35-16:40 終わりの挨拶
ユネスコ世界報道の自由デー2021のテーマ「公共財としての情報」
私たちの健康、人権、民主主義、持続可能な開発に影響を与えているコミュニケーション体系は大きく変化しています。今年の世界報道の自由の日のテーマ「公共財としての情報」は、情報を公共財として大切にすることの重要性を確認し、ジャーナリズムを強化し、誰も取り残さないようにしながら透明性とエンパワーメントを進めるために、コンテンツの制作、配信、受信の中で私たちは何ができるでしょうか。このテーマは、世界のすべての国に求められています。
今年の議論すべき3つのトピック
1.ニュースメディアの経済的存立を確保するためには何が必要か
2.プラットフォーム企業の透明性を確保するためには何が必要か
3.市民が公共財としての情報にとって重要なジャーナリズムを認識し、評価し、擁護するために必要なメディア情報リテラシーをどのように強化するか
5月3日は、各国政府が報道の自由へのコミットメントを尊重する必要性を喚起する日であり、メディアの専門家が報道の自由と職業倫理の問題について考える日でもあります。同様に重要なこととして、世界報道の自由の日は、報道の自由の抑制または廃止の対象となっているメディアを支援する日でもあります。また、記事の追求のために命を落としたジャーナリストたちを追悼する日でもあります。
毎年5月3日は、報道の自由の基本原則を祝い、世界の報道の自由を評価し、メディアをその独立性への攻撃から守り、職業の遂行のために命を落としたジャーナリストに敬意を表する日です。「世界報道の自由デー」は、1991年の第26回ユネスコ総会で採択された勧告を受け、1993年に国連総会で宣言されました。この勧告は、1991年にメディアの多元性と独立性に関する画期的なウィントフック宣言を作成したアフリカのジャーナリストたちの呼びかけに応えたものでした。
ユネスコの使命の核心は、報道の自由と表現の自由です。ユネスコは、これらの自由によって、持続可能な平和を築くための相互理解が可能になると考えています。
この日は、報道の自由が侵害されていることを市民に知らせる機会でもあります。世界の数十カ国で、出版物が検閲、罰金、停止、閉鎖され、ジャーナリスト、編集者、出版者が嫌がらせを受けたり、攻撃されたり、拘留されたり、殺害されたりしていることを思い起こさせます。この日は、報道の自由のためのイニシアチブを奨励・発展させ、世界の報道の自由の状況を評価する日でもあります。
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